【感想】『スパイダーバース』ありがとうスパイダーマン
2019年3月8日に日本公開したアカデミー賞受賞作
映画『スパイダーマン:スパイダーバース』
を今さらながら見てみました。
なぜ今さらかというと…
地元の映画館では2週間限定公開で見に行けなかった。
&
「アニメ映画だし、レンタルで十分だな」と思っていた。
今、過去の自分に何か言えるのならばこう言いたい。
「四の五の言わずに黙って観に行け」と。劇場で見たかった。
ネタバレ注意。
吹き替え版で見たのですが、もう
「アメコミがそのまま動いている」なんですよ。
なんだろう…アメコミ独自の質感?
こう…ポップな色遣いでリズム良く、とんとん拍子で話が進んでいく
そんな感じ。見ててとても面白い。そしてほろっと泣ける。
でもそんなお涙頂戴しすぎるほど、くどくない。さらっと呑み込める。
そして感情移入がもの凄く出来る。そんな良い映画でした。
各キャラクター感想は後日公開。できました!
個人的に好きなシーン
時系列順に並べました。
二回の『愛してる』
主人公マイルス君はお父さんに素直になれない思春期なんですよ。いわば反抗期。
グレードの高い学校へ転校したんだけど、仲が良い友達は一人もいない。だから元の学校へ戻りたいんだけど、父は許してくれない。
『行きたい学校へ行かせてくれないお父さん=好きだけどちょっと憎たらしい』
お父さん的には色々考えてるんだけど、息子には伝わらない。親の心子知らず。逆も然り。
一回目の愛してるは仲良くもない大勢の人の前で言わされる。
(お父さん…思春期真っ盛りの息子にそれは少し酷じゃありませんか)
2回目はマスクをしたままだったけど、本心から伝えることが出来た。
そこは本当に良かった。
言えるうちに言わなきゃね。
ハッとさせられる良いシーンでした。
ダクトに潜入
ダクト内での潜入シーン。
覆面のキャラクターは人気が出るらしいんですよ。何故かというと
感情移入できるから!
このシーン見て!
こちらから見て右のマイルス君に感情移入しちゃって動悸が止まらなかった。
スパイディ近過ぎ。
ゼロ距離に憧れの人が居たら、
性別関係無く変な汗止まらなくなりますよね。
必要なものは
劇中終盤、マイルス君が尋ねた事に対してのピーター・B・パーカーの返答。
ピーター・B・パーカー。なんで貴方はそんなにヒーローなの。
疑似親子
ロボット『SP//dr』が故障してしまって、美しくも悲しいワンシーン。
動かなくなってしまったロボットと次の戦いへ向かう戦士達。
ペニーちゃんが子供みたいで(いや子供なんだけど)、ノワールが父親みたいですごく好き。ポーカーは可愛らしい。
哀愁漂う一枚。
マイルスのメッセージ
何か好きだから全文載せときます。
「そして、誰も僕の事を理解してくれないと思った時は
わかってくれる友達を思い出す。
自分にこんなことが出来るとは思わなかった。
でも、できたんだ。
誰にでもマスクは被れる。
君だって被れる。
その事を僕は
君に言いたい。」
一人じゃない。
最後のサプライズ
最後にチラッとスタン・リー及び開発陣からのそれぞれのメッセージ。
救いの手を伸ばしているのが
真のスーパーヒーローだ。
自分達には多くのヒーロー達のようにスーパーパワーも何も無いけれど、勇気を出し、困っている人に手を差し伸べる事が出来れば、
誰しもがヒーローになれる。
エンディングについて
あれ?日本版主題歌を『凛として時雨』が手掛けたと聞いたからエンディングもそうなんだろうなぁと思ったら、普通に洋楽…。
あれ!もしかして今回観たのがレンタル版だからか!?
なので注文しました。
届いたらご報告します。
11/7 ブルーレイ届く。
11/12 ブルーレイ視聴…あれ…?
…購入版の吹替エンディングは『凛と時雨』の『P.S. RED I』が問題なく流れました。
が、エンディング以外の所に違和感が…
購入したブルーレイを視聴・・・
なんか…
何かレンタル版と違う!!
レンタル版は上の画像のように英語表記の所がちゃんと日本語になっていたけど、
購入版は英語になっていました。
ディスク容量の関係で日本語表記できなかっただけだと思うけど、そこだけは本当に残念です。
劇中の吹き出しなど、日本語表記で見たい方はレンタル版を視聴するか、デジタル配信版を購入しましょう。